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私が受けたホスピタリティのサービス - 某百貨店の靴売り場にて

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私は大阪在住で、大阪市内の百貨店にパンプスを買いにいきました。

いくつか百貨店を回っていても、なかなか希望の色で自分の足に合うパンプスが見つからなかったのですが、最後に入った百貨店で感動のサービスに出会うことができました。

私の足のサイズは23センチと普通で、大抵のものは入るのですが、どうも幅が細いようで、多くの靴はサイズはあっていても脱げてしまうので、どうしてもパンプス選びは難しく、いつも中敷きなどを敷いてもらいなんとかサイズを合わせて買うような状態なのです。

ところが、ここの百貨店では、パンプスを専門に取り扱うコーナーがあり、メーカー関係なく、サイズと色毎にパンプスが選べるようになっていたんです。そのサービスも嬉しかったのですが、そこには、私のような幅の狭い足用のパンプスも揃えられていました。

1人の店員さんが近づいてきて声を賭けてくれたので、「ベージュのパンプスを探しているのですが、、」と伝えると、「少しお待ち下さい」といって、ベージュ色の細身のパンプスをいくつか探してきてくれました。
しかし店員さんは試履きする私の足をみて直ぐに「お客様の足は細いので、どれも大きすぎるかもしれません。」と指摘をしてくれたのです。

そしていくつか試してみると、案の定全て幅が大きく、歩くと脱げてしまう状態でした。それでも他にも何足か出してもらって試してみても合うものがなかったのです。そこで、店員さんは中敷きを取り出してくれて、いきなりジョキジョキとハサミを入れて、試してみた中で気に入った靴の中にいれてくれたのです。

そんなことを何足かしているうちに、最終的にまた新しい厚手の中敷きもいれてもらって、これでいいかという靴があったので、、これにします、、、と言おうとしたら、店員さんが、
「お客様にはこの靴はあっていませんね。見た感じはあっているようですが、少し歩いてみてください。しばらくすると足が抜けてしまって、すぐに足が痛くなってしまいます。」というのです。
たしかに、当たりをウロウロしてみると、しばらく歩くと何度も足がすぽっと抜けてしまうことがあり、やはり大きかったのだと気が付きました。

長い時間付き合ってくれたこの店員さんから買いたかったのですが、結局合うものがなく、最終的に諦めかけたところ、店員さんは、「私どもの売り場ではお客様に合う靴はないのですが、専門店でお客様のような幅の狭い方用の靴を扱っているお店がございますので、お客様に合う靴が見つかるかもしれません。よろしければご案内させてください。」と売り場から離れた専門店まで私を案内してくれたのです。

この店員さんのプロフェッショナルな仕事への姿勢も素晴らしいと思いましたが、自分の成績にならないのに、他のお店に案内までしてくれるこの店員さんのホスピタリティに、感動の嵐でした。
その後私はそのお店でぴったりのパンプスを見つけて購入し大変満足して、お店を後にしました。
そして、その後この話を色々な友達にしていました。あそこの百貨店の○○さんっていう店員さんは素晴らしいよ〜って。

目先の売上だけを考えず、真摯にお客様の為にと向きあうということは、時には自社の商品やサービスを売らないという結果になるかもしれません。それはとすぐには売上にはつながらなず、経営者にとってはあまり嬉しくない接客態度に思えます。しかし、このようなホスピタリティあふれる接客こそ、その次の売上、そしてその人以外にも伝わるのだと言えるのです。

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