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ホスピタリティサービスは従業員満足から
ホスピタリティをお客様に実践するのは従業員の皆様です。
従業員の皆様が会社・経営者(上司)などに不満を抱いている状態で、ホスピタリティサービスを提供することができるでしょうか?
もちろん、できるわけがありません。
従業員の皆様が仕事へやりがいを持ち、不満がほとんど無い状態で仕事をできるからこそ、お客様に心を込めて商品やサービスを提供できるものです。
それを実現させるためには、経営者・経営幹部は、従業員へホスピタリティ/おもてなしの心で接し、対応を行うことが重要です。
その結果として、従業員満足が高まり、お客様へ最上のおもてなしを行うことができるようになります。
ではいったいどうしたら従業員満足を得られることができるのでしょうか?
適材適所を考える
大河ドラマでもおなじみの戦国武将で名軍師と呼ばれる黒田官兵衛には、「黒田二十四騎」と呼ばれる、最強の軍師を支えた部下がいました。「黒田二十四騎」は、黒田官兵衛が部下の中から選りすぐった24人で、各々の特技・個性を重んじて適材適所に配所し、素晴らしいチームワークで様々な困難を乗り越えることができたのです。
黒田官兵衛は各々の性格・特技のみならず、誰と誰が仲がよいか、誰と誰が反りが合わないかなども把握し(書にも残っている)、人材配置を考えていたそうです。
自分に合わない仕事をするということは、十分にその能力を活かせることができないだけでなく、不平不満につながります。そしてお客様に気持ちよく接することができなくなってしまいます。
人と接するのが苦手そうな部下がいれば、内勤の仕事に、逆に事務が苦手だが人と接するのが好きだという部下には、接客に回すなど、適材適所に人を配置することが重要です。また、従業員同士がいがみ合っていたり、いじめが横行しているような職場であれば、原因を排除し、人材の配置を見直すなどすぐに対処して従業員が不満を感じないような職場環境を整えることが重要です。
そのように適材適所で人間関係も配慮していると、従業員は自分は会社に大切にされ、十分評価されているんだと感じることができます。それが従業員満足につながるのです。
評価を与える
当たり前のことですが、褒めることは重要です。もちろん給与・賞与への還元も重要ですが、なにより上司や同僚などからの評価は、個々人のモチベーションの源です。
もちろんミスをした時にマイナス評価を与える時は正当な理由をちゃんと説明してその評価を与えることも重要です。
社員の働きやすい環境を整える
実際に社員が働きやすい環境を整えることも重要です。
当たり前ですが、有給休暇の消費、育児・介護休業の取得などを取りやすい環境にすること。また、日々の残業が過度にならないようなシステム作り、など従業員の働く時間の管理がまずは必要です。
そして、清潔で使いやすいオフィス環境はもちろん、福利厚生も充実させることも重要です。
最近では、会社主催の運動会や社内旅行が復活の兆しが見えるように、社内のコミュニケーションを大切にする企業が増えてきました。
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